キャンプチェア(アウトドアチェア)の選び方 自分にふさわしいものを選ぼう! 高い=快適とは限らない

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キャンプへ行ったときに、一番長い時間を過ごすのはチェアになります。

ですので、座っているときの快適さが大事なんです。

 

長く座っていたらお尻や腰が痛くなって座っていられないなんてことになったら、せっかくのキャンプも楽しさ半減です。

 

今回は、椅子選びのポイントについてです。

 

 

1.座面は布タイプ

 

基本的に、アウトドアチェアは布を広げてテンションをつけているものになっています。構造的にはハンモックやコットなどと同じですね。

 

布にテンションを張った構造であることで、座った時に圧が分散しお尻への負荷が少なくなって長く座っていられるようになります。

 

そして、布であることで通気性が良く、お尻の蒸れも抑制してくれます。

 

椅子が足りなくてクーラーボックスなどを代わりにしたことありませんか?

とても長時間は座っていられません。

公園にあるような木のベンチなんかもそうですよね。

 

薄い布で出来ていることで、濡れた場合も乾きやすく、カビの発生も抑止できています。

 

 

 

2.座面は広めなタイプ

 

座面のサイズは、自分の体のサイズに合わせて選びます。

 

座った時にチェアの横の部分に圧力を感じる場合は、長時間座っているとその圧力で徐々に足や腰が疲れてきます。

 

左右の明日組み替えたりしたときに、サイドの圧力を感じるかを確認します。

 

体全体を包み込んでくれるタイプのチェアもありますが、包まれたときにやさしく受け止めてくれているか、ぎゅっとしぼめられたような感覚を受けるかで、長時間座った時に変わってきますので注意が必要です。

 

 

3.背面は頭まで包んでほしい

 

座った時に快適なのは、肩以上できれば頭までをしっかりと背面で支えてくれるチェアです。全身の力を抜いて寄り掛かった時に、首から上が固定されるかどうか。

これはリラックス出来るかに大きく関係してきます。

 

腰掛けるだけなら背面は気にしなくていいかもしれませんが、チェアに座って景気眺めながらボーとしたいなんてときに、背中から頭までを固定してくれるかで快適度は格段に変わります。

 

 

4.座面の角度は後ろより過ぎない

 

後ろに寄りかかってくつろぐタイプのチェアは座っててとても快適で眠気さえ誘ってきます。  が、そういうタイプのチェアは立ち上がりや前かがみが難しくなります。

 

食事の時、焚火の時など頻繁に前かがみになる場合は、その都度に結構な負担がかかります。ずっと無理な前かがみになっていると、腰が痛くなりますので注意が必要です。

 

座面は出来るだけ平面(少しだけ後ろより)で背面に寄りかかれるタイプが、オールマイティな快適さが得られます。

 

5.座面の高さ

 

ソロキャンプなど、一度座ったら基本は立ち上がることはなく、ローテーブルと焚火を利用するというような場面ではローチェアは快適です。

地面に直接座る感覚で、座面と背もたれをつけることで快適性が増しています。

 

ただし、座りっぱなしが基本であることが前提となります。

まめに立ったり座ったりを繰り返す場合は、ローチェアは多少のストレスを感じてしまうでしょう。

 

テーブルや焚火を囲みながらいろいろ動き回るキャンプ形態の場合はハイチェアのほうが快適に過ごせるはずです。

 

 

6.脚の先の形状

 

ここでは大きく3種類についてだけ取り上げます

 

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コンパクトなチェアに多い構造です。

収納をシンプルにすることで、軽量にはなりますが、脚の先が細いため軟らかい地面だと、どんどん埋まってしまいます

埋まるのを繰り返すと、先についている樹脂の部分も壊れてしまいます。

特に体重がある方は避けたほうがいいでしょう。

(そもそもこのタイプは耐荷重が低めに設定されています)

 

 

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しっかりとした形状のチェアに多い、足先が地面に対して面でとらえる構造になっており、簡単に地面に埋まることはありません。一番安心して使用できます。

 

 

 

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こちらも地面を面でとらえる構造になっているため地面には埋まりにくい構造です。

ただし、面の部分が大きいため、平らな地面では問題なく使用できますが、でこぼこの地面だとガタガタしてしまいがちです。

 

 

7.収納性

 

ここまでに、快適性の観点でチェアの構造について触れてきましたが、この快適性と天秤にかけて考慮する必要が出てくるのが収納性です。

 

コンパクトなチェアはコンパクトにするために、様々な工夫を凝らして開発されたものであはありますが、快適にするだけなら、大きくてがっしりなチェアのほうが快適にはなります。

 

この感覚は、大きめのアウトドアショップに行って各メーカのチェアをいくつも座り比べてみるとはっきり感じられると思います。

 

自分のキャンプスタイルや移動手段、車のサイズなどの収納性と合わせて最終的な自分の選ぶチェアを選択していく必要があります。

 

ヘリノックスとかを見ると、コンパクトで軽くて丈夫で快適な見事な作りと素材になっています。だからこその価格帯にはなっていますが、座った時の快適性だけなら半値以下のチェアのほうが高いこともあります。

 

 

8.デザイン

 

最後はデザイン、これは個人個人の好みによるものですので、ここではポイントは触れませんが

 

フレームが全て木で出来ているカーミットチェアなんかは高級感もあり3万以上という価格帯でありながら根強い人気ですよね

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※Alpenから画像借用

 

コンパクトな構造でありながらハイバックを実現したヘリノックスのハイバックはコンパクト性と快適性を両立しています。

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完全に上向きにまでリクライニングするコールマンのチェア

食事用とは別に、夜に夜空を見るためだけに置いている人も見かけます。

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いかがでしたでしょうか、世の中 高いものは良いものという側面もあるかとは思いますが、アウトドアのチェアに関しては、単純には当てはまりません。

自分のスタイルや、求める快適性に応じてどんなチェアを選ぶのかです。

 

ぜひ、大型アウトドアショップに行って、片っ端からのチェアに実際に座ってみていただきたいと思います。

 

俺は、千葉県柏市にある

アルペンアウトドアーズフラッグシップストア 柏店」

 に行って、30種類以上のチェアに座りまくり

ページトップの写真にあるロゴスのチェアを選択しました。

 

あなたにぴったりのチェアがきっとあります。